十 字 架

いまやキリスト教の象徴ともなっている十字架ですが、その起源や由来・意味などについて紹介します。


起源

 十字架形状の歴史

十字架形状の歴史をさかのぼると、古く旧石器時代にまで及び
その頃は「 地 ・ 水 ・ 火 ・ 風 」という4元素を表わしたと言われています。
また、十字架形状は古くから「男性」の象徴・シンボルであったともされ、
キリスト教が発生する以前は「異教のシンポル」であったともされています。

このように、十字架形状は現在の「十字架=キリスト教」といった一般的な認識
とは別に、キリスト教発生よりも前から独自の様々な歴史と意味を持って
今日まで残った一つの文化であるとも言えるようです。
そして、それがなぜキリスト教と結びつき、その象徴となったのかについては
様々な諸説があるところですが、人類を罪から解放するための受難と死や
贖い・犠牲のしるしとしてイエス・キリストが掛けられたことによるシンボル的な
意味の他にも、本来の「生命の象徴」などの意味とも結びつき、
キリスト教徒にとっての喜びや希望のシンボルとなったようです。

また、イエス・キリストが掛けられた十字架は「 † 」型との認識が一般的ですが
実際にはこの中の「タウ型十字」であったという説や、1本の柱状の「 I 」型であった
という説ももあるようです。



形状

 十字架の形状

十字架といえば通常「 † 」の形状を想像することが出来ますが、
十字架には他にも様々な形状があります。

ラテン十字 族長十字 教皇十字 ロシア十字 ケルト十字
タウ型十字 Y型十字 ギリシア十字 アンデレ十字 アンク十字
エルサレム十字 受難の十字 鉤型十字 クローバー十字 マルタ十字


INRI

 「INRI」とは

イエス・キリストの十字架磔刑像に
必ずと言っていいほど記されている「INRI」の文字。
これは「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」
Iesus Nazarenus Rex Iudeorum)という
ラテン語の文字からきたものです。
これは、新約聖書のマタイ27章33節-37節他
にも記載されているように
ピラトが掲げさせた十字架の罪状書に
記されたものです。